自己破産は家族や周囲に秘密で内緒にできるがリスクもある

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自己破産は家族や周囲に秘密で内緒に行えるか?

自己破産は家族や周囲に内緒でできるか?

あなたが自己破産を行った際は、官報というものに自己破産の事実が掲載されるだけなので、官報を家族などが見なければ知られることはない。

だからと言って、そんなに簡単に家族にバレずに内緒で自己破産は本当にできるのだろうか?本記事では、家族にバレずに秘密で自己破産をすることのリスクなども含めて詳しく解説する。

✅ 本記事のポイント
  • 自己破産は基本的に家族や周囲に秘密で行える
  • 自己破産を家族に内緒でするにはリスクもある
  • 自己破産を家族に秘密にしない方法

自己破産は基本的に家族や周囲に秘密で行える

冒頭にお伝えした通り、自己破産すると名前が官報に掲載される。また、官報だけがあなたの自己破産を知る唯一の方法でもある。

官報とは、国が発行する新聞のようなものだが、ほとんどの人は今までに1回も見たことがないのではないか?

したがって、官報に掲載されたことで直接的に家族や周囲に自己破産が発覚するということは考えにくい。

自己破産を家族に内緒でするにはリスクもある

✅自己破産を家族に秘密でするリスク
裁判所への申立
  • 自己破産の手続きは、裁判所に申立をする必要があるが、直接、裁判所から家族に連絡が行くことはない。
裁判所への手続き
  • 裁判所への自己破産の申立の手続きは、自己破産を希望する人と裁判所の間で連絡等のやりが行われる。
  • 弁護士に依頼した場合は、裁判所からの自己破産に関する書類などはすべて弁護士に送られる。そのため、同居している家族に内緒で自己破産することは可能。
  • 一方、弁護士に依頼することなく、自分で手続きを行う場合は、裁判所から自己破産に関する書類などが自宅に郵送されるため、家族に知られるリスクが発生する。
裁判所からの資料請求
  • 自己破産の申立では、裁判所から同居者の収入や預金通帳のコピーなどの資料提出を求められる場合がある。
  • この様に裁判所による資料請求から、必然的に家族に秘密にすることが難しくなる場合もある。
連帯保証人
  • 連帯保証人付きで借入を行っていた場合、自己破産をすると債権者から連帯保証人に請求が行くこととなる。
  • そのことから、家族が連帯保証人となっている場合は、自己破産の事実が秘密にはできない状況となる。
  • 保証人・担保が不要な金融機関からの資金調達により、連帯保証人付債権を返済してしまう借換方法もある。
弁護士など
  • 弁護士は守秘義務があるため、自己破産の申立を弁護士等に依頼した場合に、弁護士から家族に秘密が漏れることは少ない。
  • しかし、弁護士に「家族には秘密にしている」という事実を偽って伝えている場合は当然、リスクが生じてくることとなる。
自己破産の手続き
  • 自己破産の手続きには「同時廃止」と「管財事件」の2つがある。
  • また、「同時廃止」と「管財事件」では家族に秘密で自己破産をするリスクも違う

同時廃止と管財事件では家族に秘密で自己破産するリスクが違う

自己破産手続きには「同時廃止」と「管財事件」の2つがある。

このどちらの方法で自己破産をするかでも家族に秘密が知られてしまうリスクは大きく変わってくる。

同時廃止はリスクが低い?

自己破産を家族に秘密で行いたい場合、リスクが低いのは同時廃止と言える。

同時廃止は、あらかじめ自己破産をする者に財産がないと分かっている場合に進められる手続きで、裁判所に自己破産を申し立てた後、手続きの開始と決定が同時に終了する。

同時廃止は、

  • 破産管財人を立てる必要がない(破産管財人とは、あなたの財産を調査・管理・換価処分する者)。
  • 破産管財人が不要な分、自己破産にかかる費用が安く済む。
  • 管財事件に比べ、手続きが早く簡単に済む。

このことから、家族に内緒で自己破産の手続きを進めるにあたり、家族に知られるリスクは低いと言える。

管財事件はリスクが高い?

管財事件とは、財産があると裁判所に判断された場合に裁判所から破産管財人として弁護士が選任される。破産管財人は、あなたの財産を調査・把握した後に、財産を換価(現金化)して債権者に返済することとなる。

管財事件となった場合は、

  • 破産管財人が選任され、管財人への費用はあなたが負担しなければならない。
  • 管財事件になった場合は、原則として20万円以上の財産は処分しなければならない。
  • 管財事件では、あなた宛ての郵便物が全て破産管財人の元に届くようにる。

このことから、家族に秘密で自己破産を行うことは必然的に難しくなる。

なぜなら、20万円以上の財産は全て処分され、車も手放すこととなり、自宅も手放し引越しをしなければなくなる場合が多い。

その上、あなた宛ての郵便物が一切届かない状況となれば、どう考えても家族に疑われることから自己破産を内緒にしておくことは難しいと考えるのが普通だ。

自己破産を家族に秘密にしない方法

自己破産を友人などにわざわざオープンにする必要はないと思うが、一緒に生活を共にする家族や、これから家族になろうと考えている婚約者などには報告しておいた方が良いと思う。

自己破産を秘密にするのはリスクが大きい

家族や婚約者に対して秘密を持つことが倫理的にどうか?などと説教をするつもりはない。しかし、秘密にするにはリスクも多いうえ、本人が精神的にも疲れることとなる。

例えば、

  • 自己破産手続きのため、裁判所へ行くことでバレることもある
  • カードやローンが組めないことを不審に思われることもある
  • 自己破産手続開始申立から免責許可の決定までの期間は気が気じゃない

やはりバレたときのリスクは高い。

家族などに「報告」ではなく、「発覚」した場合はあなたの信頼は失われ、いくら本来の正確な自己破産の性質を説明しても理解されない。

自己破産の報告の方法

リスクを考えると生活を共にする家族や、これから共にする可能性のある方には事前に報告した方がよい。

とはいえ、どのように打ち明けるかは難しい問題だ。責任は負えないが、私ならこのように打ち明ける。

  1. 借金が「返済不可能な状況」にあるという事実。
  2. 借金は必要な理由によって発生したもので、決して不真面目な原因ではないこと。
  3. 自己破産は専門家に相談し、進めていて、単なる個人的な判断ではないこと。
  4. 自己破産の正確な情報。メリット・デメリットなど。
  5. 自己破産によって再生でき、今後は再チャレンジの機会が与えられるメリット。
  6. 極端な自己破産の負のイメージを払拭し、現状を打開する選択肢として最も有効な手段で、破産者以外には迷惑がかからないこと。
  7. 自己破産は現状を好転するための最も有効な方法で、破産申請は「再チャレンジへのスタート」という価値観の共有。

自己破産は家族や周囲に秘密でできるか?

基本的には自己破産は秘密でできる。

しかし、リスクを考えると生活を共にする家族や、今後ともにする可能性のある方には勇気をもって打ち明けた方がよい。

自己破産によって借金苦は消えるが、秘密がバレて家族が去ってしまうこともあり得る。そうなれば本末転倒な結果となってしまう。

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