消費税が一括で払えない人必見!法的制度での分割納付事例

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群馬県中之条町のマジメさん(仮名)=建築=は7月6日、消費税の納付について申請型「換価の猶予」が認められ、1年間、納付が猶予され、毎月2万円ずつを納付することになった。

「換価の猶予」申請は本仕事人グループ(仮名)では初の挑戦。「手続きもそれほど難しくなかった。消費税に苦しんでいる人に活用してほしい」と話している。

✅ 本記事のポイント
  • 解決事例①
  • 解決事例②
  • 延滞金免除で分割納付

① 40万円の消費税を月2万円の分納に

マジメさんは2年前に売り上げが1000万円を超え、今年から課税業者となった。

所得税の申告では、ほとんど利益がなかったが、40万円の消費税を納付しなければならず、「一括では納めきれない」と困っていた。

申請型「換価の猶予」を知り申請する

申告時の仕事人グループの相談会で、税務署長の職権型に加えて納税者が申請できる「換価の猶予」が創設されたことを学び、挑戦することに。

6月初旬、必要な資料を持って仕事人グループの事務所に出向き、仕事人グループのメンバーにアドバイスを受けながら申請書と財産収支状況書を記入し、毎月2万円ずつの納付計画を立て、その足で中之条税務署に向かった。

「換価の猶予」が認められる

署員は「車両があるのではないか?」「預貯金の口座番号と通帳の写しを提出するように」などと言ってすぐには申請を受け付けようとしなかったが、マジメさんは「納税者が申請できる制度がせっかくできたのに、いろいろ言われると申請しづらくなる」と抗議。

最低限の必要事項を記入することで申請書を受付させた。

その後、税務署から二度ほど問い合わせがあったが、「申請が認められました」とマジメさんから連絡が入った。

② 29万円の消費税を毎月6万円ずつ5回の分納に

鳥取県鳥取市のヒトヨシさん(仮名)=水産業=は6月5日、消費税の申請型「換価の猶予」が認められ、29万円の消費税を毎月6万円ずつ5回に分けての納付が可能となった。

「資金繰りの予定を署員に説明すると理解してくれ、しっかり話も聞いてくれた。『換価の猶予』を申請するのは納税者の権利。多くの人に挑戦してほしい」と話している。

延滞税が大きな負担

ヒトヨシさんはこれまでも一括で払えず分納していたが、高い延滞税が負担になっていた。3月末に開かれた仕事人グループ(仮名)の納税緩和処置についての学習会に参加し、「換価の猶予」制度について

  • 延滞税が9%から1.7%に引き下がる
  • 財産の換価(売却)が猶予される
  • 1年間(延長あり)、安心して分納できる
  • 差押えの解除も可能になる

ことを学び、「みんなで挑戦しよう」と話し合った。

申請型「換価の猶予」が認められる

その後、資金繰りや家計状況を整理し、申請書と財産状況表を作成し、分納計画を立て5月31日に鳥取税務署に提出し、「換価の猶予」が認められた。

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参考:全国商工新聞から

換価の猶予

換価の猶予とは、納付の誠意が認められる滞納者が

  1. 滞納処分で財産を換価することによって、事業の継続や生活の維持を困難にするおそれがあるとき
  2. その財産を換価するよりも猶予する方が徴収上有利であるとき

のいずれかに該当すると認められる時、1年に限り(延長制度あり、最長2年)その財産の換価処分(公売)を猶予することができる分納制度だ。

認められれば差押えが猶予または解除され、分納中の延滞金が減額される。

換価の猶予には「申請型」と「職権型」がある。「申請型」のみの要件などもあるので、要件などをチェックし、双方をうまく活用する必要がある。

「換価の猶予」が認められると、

  1. 猶予期間(最長2年)の延滞税が半分免除になる。
  2. 認められれば通常、延滞税は9.1%で計算されるが、年率1.8%で計算され、免除の範囲がいっそう拡大する。
  3. 更に、既に差押えられている財産は公売にかけられない。

特に2015年に新設された申請型「換価の猶予」は申請の87%超が適用され、従来型の職権型「換価の猶予」も以前の3倍の適用が認められ飛躍的に向上している。猶予制度は大きな転換期を迎えている。

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  2. 参考となる実例を基にシュミレーション
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