FX(外国為替証拠金取引)や株取引は商売か?儲かるのか?

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商売とは「商品」を「売る」ことなのでFX(外国為替証拠金取引)や株取引は商売とは言えません。一般的には投資や投機と言われます。

次に「儲かるか?」に関してはほとんどの人は儲かりませんが、一部にとてつもなく儲ける人がいるとしか言えません。

そして私はどうかと言うと、株取引の成績はそこそこ優秀です。しかしFXは全くダメで儲けることなど考えられません。FXはかなり研究し取組みましたが、大損する前に損切りできてよかったほどです。

まぁともかく、ここは商売についてなのでその視点でFXや株のことを本記事ではお伝えします。

商品価格

これまで、商品価格とは基本的に労働価格と剰余利益(使用者が搾取する資本)から構成されているとお伝えしてきました。

だが、労働しなくてもお金を増やせる方法としてFXや株取引が有っるじゃないか!という声もあるでしょう。実際に巨万の富を築いている人物の多くは、株取引で成功したものや、商売で成功し上場することで株券を発行する側に立った者がほとんどです。

しかし、そもそも投資・投機と商売は異なるものです。前回の記事と同様に図で見ていきましょう。こちらはお金で商品を買い、商品を介してお金を増やすという資本増大の原理です。

その次に投資、投機の場合の図は以下のように表すことができます。

見てお分かりの様に、もはや商品を介さずに金が金を生むという状況です。ということは、実社会の経済ではなく、金融市場という特殊な巨大マーケットで行われている特殊な取引ということになります。

株は幻想の資本

この様な魔法のような取引である金融取引をfiktiv(フィクティブ)と言います。何やら格好いい響きですが、要するに空資本の取引ということです。

そもそもの話ですが、ここまで金融市場が巨大化するのには魅力的である以外にも多くの理由があります。そして私は決して金融取引が悪いと考えているわけではありません。

ただ、事業資産として株を保有することは有効な手段でもありますが、商売とは違うということを理解しないとせっかく商売で上手くいっているのに金融取引の魅力に取りつかれて商売をダメにしてきた経営者を多く知っているからお伝えするだけです。

私に投資・投機の才能が無いために負け惜しみを主張する記事ではないことだけはご理解いただきたい(少し負け惜しみも入りますが)。

FX(外国為替証拠金取引)

FXを投資という人が多くいますが、FXは投資ではなく投機というべきです。むしろギャンブル性の高い投機です。

なぜならFXは通貨と通貨の取引です。簡単にいうと両替をしているだけということです。当然、株とは違い将来の「資産価値」に投資をしているわけではありません。

ただ、FXに関しては私は才能のかけらもないので負け惜しみと言われても受け入れざるを得ません。しかし、私の周りにも長年にわたりFXで利益を生み出し、その利益で生活をしている者がいますが、この精神力と才能は素直に「凄い」と思っています。

ただ、長年利益を上げ続けることは凡人には不可能なので理解したうえで挑戦すべきと考えます。

株取引

株取引はFXに比べると資産に投資をしているので実質経済に比較的近いです。ちなみに私は株式投資の成績はそこそこ優秀な方です。

まぁそんなことはどうでもいいですが、私は比較的利益を上げやすいと言われる長期のバリュー投資で株式投資を行っています。

しかし、例えば一般的にお買い得株といわれるPER(株価収益率)が10倍の銘柄であっても、株価は一株当たり利益の10倍ということになります。

そう考えると、その会社の将来性や経営資産、経済状況などのファンダメンタルズ的な要因から将来の価値を純粋に表しているというよりは、株取引自体が株価を上げるという要素の方が明らかに大きいということです。

まとめ

凡人は投資で大きな利益を上げるよりも、商売の基本をしっかり学び商売で大きな利益を上げる方が比較にならないほど容易です。

私なら投資、投機の知識が豊富であれば、その知識を商品にして商売をします。

私は企業分析などは好きで得意な方ではありますが、投資・投機となると才能はないので、儲かるか儲からないかはその人次第としか言いようがありません。

少なくともかなりの才能と努力を持ち合わせていない限り、金融市場で退場することなく長期間マネーゲームで戦い続け勝ち続けるのは難しいです。

投資にチャレンジする場合は、

商売の商才=投資の才能

ではないので、失敗しても軽傷で済む事故くらいでチャレンジしてみてはどうかと思います。失敗したときに即死レベルで挑戦すれば、ほとんどの場合は即死で終わるので投資は自己責任で。

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