国民健康保険料の減免
鳥取県鳥取市のマジメさん(仮名)=鉄工=は11月14日、鳥取市の国民健康保険料(国保)条例を活用し、国保料の1万6500円の減免を実現した。
仕事人グループ(仮名)のメンバーから市の減免申請制度を教えて貰もらい、家計表などを粘り強く作成した成果だ。
年金をつぎ込み事業を継続
長年商売を続け、親会社や地域からの信頼が厚いマジメさん。不況のため、ここ数年間は赤字続きで年金をつぎ込んで事業を継続し、ギリギリの生活をしていた。以前は一緒に働いていた息子のジミチさん(仮名)も仕事が減少したため、やむなく働きに出て、生活を支えていた。
社会保険から国保に
しかし7月、ジミチさんが病気のために仕事を退職。マジメさん一家の生活はさらに苦しくなった。
また、ジミチさんが社会保険から国保に移行したことにより、月々の国保料は従来の5000円から1万9200円と一気に4倍近くに。
国保料は12万5900円にも上がり、ジミチさんの病院代などの支払いも困難になり、分納せざるを得なかった。
数字で示し国保料の減免申請
困ったマジメさんは、仕事人グループのメンバーに相談。そこで市の減免申請制度を初めて知り、挑戦してみようと決意。
資料をまとめて、月々の家計表や試算表などを作成し、減免申請した。「正直大変だった。しかし、商売で培ってきた負けん気で頑張った」と振り返る。
国保料の減免
しばらくして、マジメさんの手元に国保料減免の決定通知書が届いた。国保条例の減免規定「生活が著しく困難」に該当し納付金額の13%、1万6500円が減免された。
マジメさんは通知書を見て「仕事人グループにメンバーに助けられた。頑張ってよかった。成果を多くの困っている仲間にも伝え、勇気を与えたい」と話している。
(参考:全国商工新聞から)
数字で示し減免・制度申請
マジメさんの年齢は、ここには記載していないが71歳と高齢だ。減免申請など各制度申請は確かに大変な部分が多い。しかし、事業や生活の実態を数字でつかむことは、自らの事業・生活の質の向上にも繋がる。
多くの方はマジメさん同様、減免申請の制度自体を知らないと思う。そのことで今回であれば月々の保険料負担が大きく、肝心の病気の治療費の負担も大きいことから、治療を受けること自体も困難となった。
是非、多くの方に減免制度や納税緩和処置制度を知っていただきたい。
感想:保険制度って
単純に「これが保険か?」と思う。
「なんで月々これだけ高い保険料を納めて、治療するときにまだ3割も負担せなアカンねん」と思う。
保険料負担が重すぎて、生活が苦しくなる。そのことで体調を壊しても、窓口負担が重すぎて治療が続けられない。「なんで健康保険料で健康を害さなアカンねん」と思う。
1日も早くジミチさんの体調が良くなることを願います。
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